心に残る言葉を思い出したきっかけ
昨日、30年間近い付き合いのある天然石などの造園資材を扱われている園材屋さんに行った時のこと
「今年の梅雨は雨が多過ぎて、なかなか仕事にならないよね〜」というような話をそこの常務さんとしている時に聞いた言葉…
「土方を殺すにゃ包丁はいらぬ、雨の三日も降ればよい。」
30年ぶりに聞いたような気がします。
その30年ほど前に当時よく仕事をお願いしていた造園屋さんの親方に連れられて、はじめてこの園材屋さんに来ました。
その時にそこの園材屋さんにいた人たちはもう1人もいませんが、当時の社長さんが高校を出て社会人になったばかりのまだ何も知らない18の小僧に本当に優しく… そして色んなことをいつも教えてくれました。
その中のひとつがさっきの言葉でした。
意味は土方→土木工事は雨が降ると作業が出来ずに仕事が休みになるので、日銭を稼ぐことができないという社会風刺なのですが、今のこの技術の進歩や建設機械化が進んだ現代では、3日続けて休むことも、それで行き詰まって死んでしまうようなこともほとんどないと思いますので、あまり使われなくなった言葉だとも言えます。
まぁ その言葉の意味はいいとして、同じ会社の30年前と今の責任者としての立場の人から、全く同じ言葉を聞いて、昨日はその瞬間にふわぁーっと30年前の記憶が蘇ったかのような不思議な感覚に囚われました。
それから15年後に私は勤めていた会社を辞めて、一旦異業種に行くことになるのですが、退職前に挨拶に行った時の社長さんの言葉を今でもよく覚えています。
「行った先(次に行く会社)での良いこと、悪いこと、そのどちらも含めて、経験したことはきっとその先で役に立つから、誠実さと謙虚さを忘れずに一生懸命頑張りなさい。」
その他にも沢山の言葉をいただきましたが、今でも忘れることのない言葉となっています。
今はもうお亡くなりになられましたが、いただいた言葉は私の中で今も生きているような気がします。
会社員としてやってきた17年、自然浴工房をはじめて13〜14年、これまで色んな経験をさせてもらいましたが、その中での良いこと悪いこと… その全てが糧となって、そしてカタチを変えて、何かしらその経験が活かされています。
なんか改まってヘンな感じになってしまいましたが、これまでに会ってきた良き先輩方の言葉を今後も活かして、今度は自分の言葉としてこれからの若い人たちの心に残るような言葉を伝えていければと思います。
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