多久市にある生コン屋さん「中央生コンクリート」さんより
主に外構業者へ向けた「透水性コンクリート」の施工体験会の
案内がウチにも届いていましたので、早速今日行って来ました!
透水性高強度ポーラスコンクリート 「DRY TECH ~ ドライテック」
【外構舗装仕上げ材 ~ 透水性〔無機〕環境配慮型舗装材】
過去にも 透水性のポーラス(多孔質)コンクリートの話は
聞いたことがありますが、それとはまた違うタイプのようです。
通常の生コンクリート打設は 真夏であれば昼過ぎから
開始しても 夕方… もしくはその前には仕上がりますが
それを… 「夕方から打てる土間コン?!」 って?
他にも… 打設後すぐに仕上げ、施工は土間コンよりも楽
30分で全部終わり(住宅外構の場合)、クレームにならない
メッシュ筋(ワイヤーメッシュ)の配筋不要
水勾配を考えなくてもOK etc...
これまでの一般的な土間コンクリート打設の感覚からすると
気になる要素が 結構ありましたので、こりゃあ 聞くより
実際に見た方が早いってコトでの今回の参加となりました。
まずは室内で 30分ほど「ドライテック」の詳しい説明を聞き
その後に 屋外での施工体験会となりました。
2.5m×5.0mというサイズの型枠内への施工となります。
基材の運搬は 通常の生コンクリートミキサー車で行います。
ココで気付いたのは生コンクリートだと この高さから落とすと
かなりの水はねがあり、アチラこちらに泥はねしたようなものが
付着して後の掃除が大変になるので、養生ビニールなどでの
保護が必要になりますが、その水はねがほとんどない… です。
基材を入れ込み、スコップでやや粗く広げた後は
こうしてトンボやレーキなどで敷き均します。
コテは一切使われていません。
角部などの型枠際は工具を使って転圧して仕上げ完了!?
そして最後の仕上げは… ハケではなく プレート転圧ッ!
機械転圧後も トンボを使っての不陸整正が可能です。
それでも最終的な仕上がりに多少の不陸を感じましたが
透水性があるので、問題ないってコトみたいですが
やっぱり気になりますが、ココは技量でカバーできそうな感じ
そんな感じで作業は 本当に「アッ」という間に進んでいきます。
この固化していない段階で本当はやったらいけないそうですが
実際に表面に水を流して、その透水性を見せてもらいました。
全く溜まることなく飲み込まれ… 透水性はホンモノです。
作業開始から 10分チョイほどで打設と仕上げは完了!
12.5㎡での施工が 10分かぁー そりゃ 早いっスねー
通常の生コンクリート打設で、そんなに早くはムリです!
表面はこんな まさにポーラスコンクリートって感じです。
透水性樹脂舗装(リンクストーンとか)のような感じですが
樹脂系の特殊なバインダーとかを一切使っていませんので
一輪車やスコップなどの道具類の清掃も 水洗いでOKです。
(樹脂舗装仕上げ後の清掃は灯油などを使って行います。)
ちなみに こういったポーラス状(多孔質体)の構造ですので
透水機能によって保水された地中水分と 通気機能による
地中からの水分蒸散は、直射日光による路面温度の上昇を抑え
ヒートアイランド現象を抑制してくれるそうです。
これは直ぐに思いつく 他の施工方法で、マサドミックスなどの
「真砂土舗装」と ほぼ同等の効果が得られるものと思います。
リビング外の南側へ これを施工した場合などの照り返しも
かなり軽減してくれるものと思われます。
固化が進んで表面が乾けば、土間コンクリートのように
白っぽい感じになっていくそう… 養生期間は 3~4日間ナリ
「ドライテック」の価格は生コンクリートと比較して 約2倍
ただ 短時間施工ということで、そこの労務コストは下がります。
そして ワイヤーメッシュが不要ということで、そこも下がる。
トータルコストは なんとな~く分かりますが、そこは実際に
施工してみてから データをとってみたいところです。
通常の土間コンクリートでの単価と同じで施工した場合
おそらくは小規模面積では採算が合わないかも… です。
材料費が倍ですしね… 30~40㎡位だと さてどうなるか…
まずは一度やってみたいと思いますが、モニター的な感じで
土間コンクリートと同じ単価にて させていただこうと思っています。
「いいね!」と思われた方は遠慮なくおっしゃって下さいね~
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