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2014年7月27日 (日)

排水をしっかりとろう!

このところ施工中の現場の紹介記事が多かったですが

今回は排水関係や水はけについて書きたいと思います。

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まずはカーポートの屋根の雨水などの排水方法ですが

このようなフラットな屋根形状のカーポートのタイプでは

降った雨が屋根材の上を流れ、前面部の横樋に落ち

そのまま左右の竪樋に分かれて流れていきます。

(竪樋はカーポートの前の柱に固定されています。)

通常よく見かける竪樋の流れ出るところの処理は

土間コンクリートなどの上にそのまま流れてきた

雨が出るようになっていますが…

 

 

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この写真のようにかなり表面が汚れてしまいます。

しかも最近は黄砂やPM2.5などの影響によって

屋根材に付着した汚れが雨水によって流れてきて

特に汚れやすくなっているような感じがします。

湿気が原因で藻が発生することもあったりと…

 

 

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ウチではそういった「気になること」をなくすために

竪樋をそのまま排水管(塩ビ管)につないでから

土中に埋設し、そのまま道路側溝や雨水桝に接続し

「汚れた雨水を表に出すことなく」処理しています。

 

 

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万が一、竪樋の中に何かが詰まってしまったとしても

このように竪樋を固定するバンドを取り外せば

簡単に管の中をゴミなどを掃除することができます。

 

 

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ちなみに土の中の管の様子はこんな感じとなります。

カーポートやテラス屋根、ガーデンルームは「VU40」という

塩ビ管のサイズでだいたいピッタリと合うようです。

(発売されたばかりのココマⅡは「VU50」となります。)

 

 

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雨水を最終的に搬出する道路側溝はこのように

コアー削孔にて穴を空けて、排水管を布設します。

まぁ… 結構手間のかかる作業ではありますが

先の写真のように直ぐに汚れてしまうのも…

嫌ですよね~っ

 

 

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コチラはガーデンルーム「ジーマ」の接続の様子です。

せっかくのタイルテラスが濁った雨水で汚れるのも…

嫌ですよね~っ

 

 

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他にもこのように土間コンクリート上に設置した物置や

テラス屋根なども土中にて排水をするようにしています。

排水管は土の中に埋まり、全く見えなくなりますが

その効果は… 絶大ですよ~っ!

 

 

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それから住宅会社さんが施工される設備(排水)作業で

お庭の中の排水まで しっかりとされているところは

まだあまり多くありません。特にこのように芝を施工した

場合はその生育のためにも良好な水はけは必要です。

 

 

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このように前もって排水を行っておけば安心ですね!

排水を行う場所の広さ(面積)や雨水桝の設置数により

その桝の大きさや排水管の径を変えていきます。

雨水桝の設置後は桝の方向に向かって「すり鉢状」に

整地や造形を行えば、良好な庭排水が出来ます。

「ゲリラ豪雨」的な短時間集中型のひどい降雨では

一時的な庭内の冠水はあるかもしれませんが

(布設した排水管の径を超える流量があるため)

降雨が治まれば 少しずつ引いていきます。

 

 

「外まわり」の仕事をしていますと、お庭の水はけや

雑草の繁茂などのご相談も よくいただきますが

その施工が困難な場合であっても 知恵を絞れば

何かしら対策… そして施工方法はあると思います。

まずは… お気軽にご相談下さいね~っ!

 

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