排水をしっかりとろう!
このところ施工中の現場の紹介記事が多かったですが
今回は排水関係や水はけについて書きたいと思います。
まずはカーポートの屋根の雨水などの排水方法ですが
このようなフラットな屋根形状のカーポートのタイプでは
降った雨が屋根材の上を流れ、前面部の横樋に落ち
そのまま左右の竪樋に分かれて流れていきます。
(竪樋はカーポートの前の柱に固定されています。)
通常よく見かける竪樋の流れ出るところの処理は
土間コンクリートなどの上にそのまま流れてきた
雨が出るようになっていますが…
この写真のようにかなり表面が汚れてしまいます。
しかも最近は黄砂やPM2.5などの影響によって
屋根材に付着した汚れが雨水によって流れてきて
特に汚れやすくなっているような感じがします。
湿気が原因で藻が発生することもあったりと…
ウチではそういった「気になること」をなくすために
竪樋をそのまま排水管(塩ビ管)につないでから
土中に埋設し、そのまま道路側溝や雨水桝に接続し
「汚れた雨水を表に出すことなく」処理しています。
万が一、竪樋の中に何かが詰まってしまったとしても
このように竪樋を固定するバンドを取り外せば
簡単に管の中をゴミなどを掃除することができます。
ちなみに土の中の管の様子はこんな感じとなります。
カーポートやテラス屋根、ガーデンルームは「VU40」という
塩ビ管のサイズでだいたいピッタリと合うようです。
(発売されたばかりのココマⅡは「VU50」となります。)
雨水を最終的に搬出する道路側溝はこのように
コアー削孔にて穴を空けて、排水管を布設します。
まぁ… 結構手間のかかる作業ではありますが
先の写真のように直ぐに汚れてしまうのも…
嫌ですよね~っ
コチラはガーデンルーム「ジーマ」の接続の様子です。
せっかくのタイルテラスが濁った雨水で汚れるのも…
嫌ですよね~っ
他にもこのように土間コンクリート上に設置した物置や
テラス屋根なども土中にて排水をするようにしています。
排水管は土の中に埋まり、全く見えなくなりますが
その効果は… 絶大ですよ~っ!
それから住宅会社さんが施工される設備(排水)作業で
お庭の中の排水まで しっかりとされているところは
まだあまり多くありません。特にこのように芝を施工した
場合はその生育のためにも良好な水はけは必要です。
このように前もって排水を行っておけば安心ですね!
排水を行う場所の広さ(面積)や雨水桝の設置数により
その桝の大きさや排水管の径を変えていきます。
雨水桝の設置後は桝の方向に向かって「すり鉢状」に
整地や造形を行えば、良好な庭排水が出来ます。
「ゲリラ豪雨」的な短時間集中型のひどい降雨では
一時的な庭内の冠水はあるかもしれませんが
(布設した排水管の径を超える流量があるため)
降雨が治まれば 少しずつ引いていきます。
「外まわり」の仕事をしていますと、お庭の水はけや
雑草の繁茂などのご相談も よくいただきますが
その施工が困難な場合であっても 知恵を絞れば
何かしら対策… そして施工方法はあると思います。
まずは… お気軽にご相談下さいね~っ!
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