おもちゃの木と弱肉強食
この前、伊万里のお客さまのところにお打ち合わせに
行った帰りに「川古の大楠」を見に寄ってみました。
(ホントはトイレに行ったついでに…)
「川古の大楠」とは、樹齢3,000年を超える大楠なんですが
国の天然記念物にもなっており、全国第五位という楠の巨木です。
空洞化した本幹の中にはこのようにお稲荷さんを祭ってあります。
樹高25m、幹周21m、枝張り、東西・南北27m、根廻33m
ものっスゴイ大きさです!
で… 私と同じ年代の方にはこの大楠のように根元が
空洞になっているカタチって、なんか見覚えがありませんか?
幼稚園の頃(1,970年代 中~後半)に見ていたと思いますが
子供向けの「ママとあそぼう!ピンポンパン」という番組が
朝の7時頃に放送されていたのですが
(たしか「ひらけ!ポンキッキ」の前に放送されていました。)
この番組の最後のコーナーで出演していた子供たち全員に
おもちゃをプレゼントするというがあったんですが
ちょうどこの川古の大楠みたいに中が空洞になっていた
「おもちゃの木(スタジオのセット)」の中にたくさん入っている
おもちゃをお兄さんかお姉さんの掛け声を合図に
子供たちが一斉に取りに行くというのがありました。
ホンっトにこれはいつ見ても羨ましかったです。
だってタダで好きなおもちゃをもらえるんですからね~
しかし… ある時の放送を境にあんまり羨ましくなくなりました。
いつもと同じようにそのコーナーがはじまり
いつもと同じ掛け声で子供たちが一斉に走り出しました。
そして、「いいなぁ~ 出てみたいなぁ~」という感じで見ていたら
奥歯にものっすごいチカラを入れたジャイアンみたいな体格の子供が
ショートレンジのラリアートを繰り出しながら
他の子どもたちをバタバタとなぎ倒し
お目当てのおもちゃ目がけてまっしぐらに突き進んでいく様子
そして その姿を見た時にはさすがに凍り付いてしまいました。
これはイカン! 弱肉強食やん!
弱者が強者に搾取されるこの様子は強烈に脳裏に焼き付いて
しばらく離れないほどの衝撃を受けました。
それから数年後…
少年野球の試合で忘れもしない「VS 本庄少年チーム」との対戦時
(私は循誘イーグルスというチームでした。)
外野を守っていた私の正面にジャイアン体型の強打者から放たれた
(当時の本庄少年はやけにガタイのいい子供ばっかりだった。)
ライナー性の鋭い打球が、手前でワンバウンドして
しかもめっちゃイレギュラーして、顔面の鼻っ柱にめり込んで
ものっそい鼻血を出して以来…
やっぱりあのような体型はキライだと心底思いました。
(しかもヤジもひどかったしね~ 怖かったし…)
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