ご依頼いただいた工事の最後の方に
緑を植えさせていただく場合が多いのですが
完了後には「潅水(かんすい / 水やりのこと)の仕方」
「張芝の施工方法 / 芝生のお手入れの仕方」を
そして最近は「剪定の仕方」や「肥料のやり方」という
イラスト付きの分かり易くした資料をお渡しし
それ以後はお客さまの方で、こちらでアドバイスをしながら
お手入れをしていただくようにしています。
それでも「今までアパート住まいだったからよく分からなくって…」と
特に水やりや剪定、肥料を与えるのを怠ってしまい
いつまでたっても緑溢れた感じにならず
どんどん貧相になっていく樹木、まばらな花壇という感じに
なってしまっているところもたま~に見かけます。
とっ~ても残念なことです。
水やりにしても回数や頻度、量などをよく聞かれますが
一番いいのは土の乾き具合や植物の葉っぱの状態を見て
その量や間隔を調整するのが一番の方法だと私は思います。
少ないと乾燥し、多過ぎると根腐れするということもありますので…
ただ、それもこう簡単に身につくものでもないと思いますので
こちらのアドバイスでの回数や頻度で水や養分を与えながら
少しずつ覚えていただければと思います。
よく見かけるのが、ホースの先をつぶして「びゃあ~っ!」と
派手に散水して「お庭の水やり 完了~~~っ!」と
やっている人がおられますが、あれはただデタラメに
水を撒き散らし、土の表面を濡らしているだけで
水は根っこにまで ほとんど届いておりません。
水やりは植物の根っこにまで水が行きわたるように
しっ~かりと行って下さい。
当たり前ですが、植物は生きていますので
きちんとしたお手入れをしてあげないと
みるみるうちに衰退してしまいます。
(特に施工後は…)
私たちも植物を扱わせていただいている以上
工事完了後で全てが終わってしまうのではなく
そこからはまた新たなお付き合いがはじまります。
出来れば全てのお客さまに緑の良さを知ってほしいですし
そういった中で生活をしていただきたいと思っています。
そして その植物の成長やお手入れというのも含めて
楽しんでいただけれるようになれば
それ以上 嬉しいことはありません。
同じ時期に施工したところでも「やっているところ」と
「やっていないところ」とを見比べると驚くほどの差があります。
私たちは一目見て、すぐにそれが分かります。
正直、チョット… チョットだけ がっかりしてしまいます。
「なんか色々と忙しかったから 手をかけてあげられなくって…」
とかいって 簡単に植物を枯らしてしまったりするようであれば
最初から 緑を植えては… 扱ってはいけないと私は思います。
せっかく縁があって、これからの人生
かなり長い間 一緒に過ごすと思われる緑たちです。
根付いたと思えば、いつの間にか枯らされてしまう…
とてもかわいそうです。
簡単に枯らしてしまう人は照り返しがあろうがなかろうが
家のまわりは全てコンクリートにした方がいいかなぁ~と思います。
なん~にも維持管理もしなくて済みますからね。
まぁ… そこに癒しはありませんが…
もっと大切にし、もっとたくさんかわいがってあげて下さい。
必ず緑はその優しい気持ちに応えてくれるはずですので…
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