私の実家の近くに【西商店(佐賀市柳町)】という
昔からある とても小さなお店があります。
循誘小学校・・・ いや城東中学校出身者だったら知らない人は
いないだろうともいえるくらいのこのお店
みんな「にっしょー」「にっしょー」と呼んでいましたが
特に小学校の頃は放課後の合言葉が
「にっしょー 行こうぜーっ!」ってなる位 しょっちゅう行っていました。
売ってあるのは看板にある通り 駄菓子、玩具や釣具などが
主なものとなります。(他にゴム銃、銀玉鉄砲、爆竹 etc...)
私が一番行っていた頃(1970年代後半~1980年代前半)から
ほとんど外観も変わっていないようです。
お店の中・・・ 昔のまんま
最近はよくショッピングモールとかで駄菓子屋コーナーみたいなのが
ありますが、ここは 西商店は “リアル駄菓子屋”
いまだに30円のお釣りを「はい!お釣り30万円」とか言われます。
おじちゃんの許可をもらってお店の中も撮らさせてもらいましたが
私ぐらいの年代の人もよく昔を懐かしがって訪れられるそうです。
(写真撮りにもよく来られるそうです。)
そしてこのおじちゃんのことなんですが
当時は一時期 “にっしょーのおっちゃんはサイボーグ”説まで
流れていたぐらい本当に年をとられていないように見えてました。
小学校の時でも高校の時でもいつ行ってもあまりにも
変わらなさ過ぎるためにそういわれていたのですが
さすがにこの時には年をとられたんだなぁ~と思いました。
でも、昔と変わらずお元気そうだったのがとても嬉しかったです。
なんか おじちゃんの声がすごく懐かしくて
おばちゃんもまだ元気にされているのかなぁ・・・
この陳列の感じもそのまんま!
昔はこの右側の低い台の上にくじ付きメンコが置いてあって
黒いビニール袋に入れられた中身の見えないメンコを
一喜一憂しながら買って選んでいました。
メンコの裏に「特賞」と書いていったら洗面器みたいな大きさの
特大メンコがもらえました。(1等、2等と段々メンコが小さくなる。)
この特大の反則メンコは油をたっぷり染み込ませて重くしたメンコでも
ひっくり返すことは不可能でした。
ちなみに私たちの時代のメンコは丸型でした。
(長方形のメンコはもうちょい昔みたいです。)
歴史を感じさせるガラスのショーケース
油性マジックで走り書きしたような雑な感じの値段表示が実に粋
この壁棚 昔はプラモデルを置いてありました。
ガンプラを並んで買っていたあの頃がホント懐かしい
ウルトラマンの「怪獣シール(レッドキングが表紙の特大専用台紙」「怪獣消しゴム」「スーパーカー消しゴム」「メンコ」「力士消しゴム」「キン肉マン消しゴム(その他のガチャガチャも)」
「ガンプラ(ガンダムのプラモ)」などなど
とにかく何かが流行る時のはじまりはいつも【にっしょー】からでした。
洗濯物干しに飾られた組立式の飛行機
左側のやつはパチンコみたいにゴムでびゅーんと飛ばすやつです。
よく飛んで・・・ よく壊れていました。w
前はこのスペースにガキんちょがわんさかといました。
10円コーラとか30円焼きそば(焼きそばUFOみたいなやつ)を
食べながらゲームをしてはこぼし、それでよく怒られていたもんです。
いやホント懐かしい“酢イカ”
当時、この容器ごと万引きした友人がいて
「にっしょーからだけは万引きすんなよ!」と嗜めたことがあります。
【にっしょー】は、ぼくらの聖地なのだ!
売る中身はその時代のモノでも本体自体はかなり古いガチャガチャ
欲しい物を狙って手に入れるためにこのガチャガチャを揺すったり
カプセルが出てくるところに器用に手や棒を入れて中身を移動させ
カプセルの順序を入れ替えたりとかしていました。
もちろん見張りを立てて・・・
でも これがなかなか上手くいかないんだよなぁ~
キン消しが流行ってた頃は結構なお金を使ってたような・・・
この時に【にっしょー】で買ったもの
なぜか佐賀玉屋の袋に入れられて・・・ (笑)
この中のひとつに賞味期限切れのものがありましたが
そんなのは全く関係ない【にっしょー】は何も悪くないのである。
それを確認せずに買う方が全て悪いのである。
おじちゃん また来まーす!
もうだいぶお年を召されたようですが、ウチの1歳になる三男坊が
ひとりで来れるようになるまでは続けて欲しいなぁ~と思います。
頑張れ にっしょーっ!!!
ここは昔 【ぶぅーばっちゃん(佐賀市高木町)】という
お店があった場所です。
太った双子?姉妹?のおばちゃんがいたので
そう呼ばれていたのですが、本当のお店の名前は知りません。
おばちゃんが焼く 1コ10円の「ちくわ焼き」というのが大人気でした。
たこ焼きのたこの代わりにちくわが入っていたのですが
とにかく美味しかったです。 安かったしね!
向かいにある「藤影幼稚園」
関係ないけど私が行っていた幼稚園でもあります。
前はこの橋の角のあたりの川の上の部分に浮いたような感じで
とても小さなお店がありました。
【子供店(佐賀市紺屋町】というお店の駄菓子屋さんが
あったのですが、いつの間にかお店ごと消えてなくなっていました。
ここはお店自体もおばあちゃんもすごくちっちゃかったんですが
すごく元気なおばあちゃんと子供たちのパワーで
いつも活気があったような気がします。
子供の頃の昔懐かしい思い出の場所というのが
だんだんなくなっていってるっていうのも なんとも寂しい気がします。
ウチの子供たちを連れて また行ってみたいと思います。
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