寒肥えは結構大事ですよん!
「かんごえ」または「かんぴ」といいますが、12月から2月あたりの寒い時期に植物に与える肥料のことをそう呼んでいます。
現在は3月ということでやや時期がズレているかもしれませんが、今日みたいに寒い日もありますので・・・ ご説明したいと思います。
(実は2月中旬に寒肥えの様子を撮影していたのですが、ブログ公開するのを忘れても~てて・・・)
とりあえず簡単に「寒肥え」の手順をご説明したいと思います!
①肥料の種類も色々ありますが、ここでは「寒肥え」向きといわれる有機質肥料の【乾燥鶏ふん】を使ってみたいと思います。
リン酸分の多い肥料なんですが花木類に施すと花つきや花の品質をよくする効果があります。(他に油かす、骨粉、魚粉、草木灰 等)
ちなみにこの鶏ふん(完全発酵鶏ふん)の価格は、約10kg入りで500円でした。〔佐賀市南佐賀の第一園芸センターさんにて購入〕
②まずはこうやってショベルや移植ゴテなどを用いて小さな穴を掘ります。掘る位置は樹冠の真下あたり(根の先端付近)となります。
③掘った穴に鶏ふんを地表まで入れ込みます。
④鶏ふんを入れ込んだ後です。
この施肥方法は「壷施肥」といいます。溝状に掘って行うやり方を「溝施肥」といい、これは根切り(木の若返りを防ぐ方法のひとつ)の効果も併せ持ちます。
⑤施肥位置は全部で7ヶ所となります。
今回施肥を行なった樹木は常緑樹のシマトネリコ(H=3.0.株立)です。撮影させていただいた佐賀市のS様 ありがとうございました!
寒肥えは不都合なく生育している木に必ずしも行なう必要はありませんが、有機質肥料(他に油かすや骨粉など)を施しておくと周辺の土壌が次第にやわらかくなっていきますので(つまり根が張り易い)植物に与えるよい影響を考えると毎年冬には「寒肥え」をやっておいた方がいいかなぁ~なんて私は思います!
| 固定リンク
「ガーデニング」カテゴリの記事
- 人工芝か?やっぱり天然芝なのか?(2021.02.27)
- 外構工事や庭づくりにおける豆砂利のコト(2021.02.13)
- 外構工事や庭づくりにおける土砂の掘削と残土処分のコト(2021.02.11)
- 外構工事や庭づくりにおける土のコト(2021.02.09)
- 天気予報とスマホと対人のコト(2021.02.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ご無沙汰してます
うちのも寒肥えしておいた方がいいですか?
それと多年草の一部が枯れているような気がします。
そのうち近くにこられた際、一度見ておいていただけませんか?
投稿: ルナタイル | 2009年3月10日 (火) 午後 06時15分
こんばんは!コメントありがとうございます。
>うちのも寒肥えしておいた方がいいですか?
記事にも書いている通り問題なく生育している樹木には
必ずしも行なう必要はありませんが
特にそう手間がかかる訳でもなく簡単に出来ますので
周辺土壌をやわらかくするという意味でも
やっておいた方がいいかもしれませんね!
>それと多年草の一部が枯れているような気がします。
今週近くまで行く予定がありますのでその時に確認あせていただきたいと思います。
それからご長男さんの誕生はおめでとうございます!
家族も4人になられて賑やかになりそうですね!
投稿: 島 工房長 | 2009年3月10日 (火) 午後 07時19分