今日は雪もいっぱい降ったし ホントに寒い一日でした。
今日は事務所でプランニングがさばけっどー!と思っていたら
職人さん 全現場 全員出動 休めや・・・(笑) ウソ 冗談っス!
この寒さが増してくる時期に思い出す「傷」があります。
今から14年ほど前 まだ筋肉痛が翌日にきていた 若かりし「21歳」の頃の話です。
佐賀市ガス局(現 佐賀ガス㈱)内で「脈動防止機」という機械の基礎工事などの土木工事の現場管理をしていました。現場管理とはいってもまだ作業員さん達からすれば「ひよっこ」だったので現場で使われほーだいこき使われていました。
ガスか何かを通す 直径40cmという普段ではまず使うことのないデカイ「塩ビ管(塩化ビニール管)」にソケット(継手)を差し込む作業を手伝っていました。
塩ビ管が大きいだけに腕の力で差し込むことはまず不可能なので、「ぼんごし」という柄が長くて重い鉄の塊がついた大ハンマーを使い、ソケットに木材をあてて 管の中心部を打ち込んで差し込んでいくという作業をしていました。
「打ち込む」役は私の作業、作業員の人にパイプがズレ動かないように固定してもらう役目をしてもらい、ただひたすら打つべし 打つべし 打つべし・・・
「ぼんごし」は重いし、なかなか入っていかないし、めっちゃしんどい
重かったので 柄を持つ手の間隔がだんだん広くなっていき、右手はほとんど「ぼんごし」の鉄の塊の打ち込む部分に近いところまできました。そのまま打ち込んでいて 手元が狂って「ばしっ」とソケットにあてていた木材と「ぼんごし」の柄の間に右手の指が挟まれたような感じで打ち込んでしまいました。
「いったぁ~~~!」
タンスの角で足の小指を打ったような感じで「じ~ん」とした痺れが
「何しよっか?はよ 打たんか 打たんか!」と作業員さん
(くっそー いてーんだよ!)と思いつつ 打ち込み作業を続行・・・
ん?軍手をはめた右手の指先から血がにじんできて 何かヘンな違和感・・・ 指先は痺れたまま
作業をやめ 軍手を外してみると・・・
あれ?俺ってマジシャン?右手の人差し指の先っぽが消えたヨ!
けど何で血がついとるん?
念の為にさっき外した軍手の人差し指部分を触ると何か「ぷにぷに」しているものが入っている模様・・・ ひょっとして
はさみで軍手を切って「それ」を取り出すと・・・
「砂ずり」が入っていました。うんにゃ 俺の指先やんけ!
「ぶわぁ~~~っ 指先がとれたぁ~~~!」
どうやら挟まれた時の衝撃で、右手の人差し指の第一関節からの上半分 ちょうど爪の生え際から上がつぶれたような感じでちぎれていました。骨が思いっきし見えとる。
でも血はドクドクと流れ出ているけど、「バァ~ン」と打った時の衝撃で痺れていて、全く痛くないんです。これホント!
「何しよっか?はよ 病院に行かんか 行かんか!」と作業員さん
てめ~
とりあえず取れた指先をくっつけてもらわにゃならんので、すぐに対応してくれると連絡のついた「佐賀国立病院」に他の人に車を運転してもらって行く事にしました。ただその途中に勤めていた会社があったので 報告しに・・・
会社の1階の総務課に行き「すいませ~ん 指がとれちゃったんでこれから病院に行ってきます!」と痛くないので余裕のコメント。二人の女子社員さんに指をほれほれと見せると「ぎゃああああああああ」
くしし・・・
病院へ到着 受付を済ませると・・・ 急に血の気が引いてきた。痺れもなくなり、今度は指先に心臓が入っているんじゃないかと思うほどドクドクといってきたと同時に大激痛がやってきた。
早速つなげるという事でしたので治療室へ・・・ 手術室じゃないのね
で 最初の地獄「血のついた切断面を歯ブラシみたいなやつでゴシゴシとお掃除と消毒」まさに拷問。とれた指先はコップのような容器の中で浮いてました。
で 麻酔後に縫合 出来れば最初に麻酔をして欲しかったのである
1ヶ月間の入院だとのこと。指先だけで?
しかし指先以外は全くの健康体なので、暇で暇でしょ~がない。結構 同室の人と脱走してパチンコなんかしに行ってました。
約4週間後に抜糸。そして二度目の地獄 この時に先生が「また生えてくるからとっとくね!」と爪をペンチみたいなヤツでとる!麻酔なし
言葉にならない
で その翌日 三度目の地獄 一部損傷の激しかった部分が腐ったような感じになっていたので メスで削り取る。鉛筆削りですか?私の指わ?
まぁ そんな感じで無事に退院!
自販機のおつりをこの指でとれるようになるまで一年ぐらいかかったと思います。なかなか感覚が戻らない
今では普通に使えていると思いますが、寒くなるとたまにズキズキすることもあります。多少変形はしていますし、爪もヘンな感じで生えてきますが、まぁあるだけマシ!って感じです。
それから約一年後・・・
当時住んでいた県営団地の「除草作業」の後、草刈鎌を空中で回転させ「ぱしっ」と柄をつかむのを同じ団地の子供たちにして見せていました。(この件のあと「ウチの子供が真似したらどうするんですか?」と怒られた。ごもっともです。はい)
「おぉ~っ」
「ははは すごかろ?」
と更に調子にのって「高速回転」に挑戦・・・ そして成功
今思えば ここでやめておくべきだった
2度目に挑戦そして失敗・・・ 刃が前回ケガした右手のちょうど第二関節のところに「サクッ」と骨まで・・・ アホのスリーセブン確定!
ナントこの時は病院に行かずに自分で消毒とかして直しましたが、今でもはっきりと傷跡が残っています。
そしてその約10年後に右足のすね部分をバカバカしいケガの仕方で、「内部を5針、外側を10針」縫うケガを・・・ まだまだそれだけじゃありません。
たぶんこの身体は全部で「50針」ぐらい縫っています。
そのほとんどがアホらしいまたは無茶したケガです。
ジャッキーチェンの真似事をよくしてたからなー
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