様々な目隠しの手法・・・
外まわり工事における「目隠し」の手段として、「生垣植栽」がよく用いられます。
私はお客様から「生垣植栽」を希望された時は「きちんと維持管理はできますか?」とよく聞きます。樹種によって違いはあるものの植物であるがゆえに「せん定」「消毒」「施肥」といっためんどくさい事が必要になってきます。
10年ほど前から数年間「レッドロビン(セイヨウベニカナメモチ」が生垣植栽として、爆発的にヒットしました。ニュージーランドから渡ってきた樹木で赤い葉っぱの新芽がきれいな事と安価な為による理由だと思うんですが、とぉ~にかく手がかかります!成長が早いので最低でも年二回のせん定は必要ですし、春先からは毛虫がうじゃうじゃ(ニンギョウイラ)!肥料をやらないと気の抜けた葉っぱの色になるわ、巾が広がって敷地を圧迫するわで も~大変です。あまりにうっとぉしいので 後々処分される方も少なくありません。こまめに手入れをされる方はいいと思うのですが・・・
「サザンカ」「キンモクセイ」「ヒイラギモクセイ」「ラカンマキ」「サンゴジュ」「マサキ」「ベニカナメモチ」なども昔はよく植えていましたが、建物スタイルの変化と共に最近ではほとんど生垣植栽として使わなくなってきたような気がします。
最近よく見かけるのは「トキワマンサク」「プリペット(セイヨウイボタ)」「レイランディ(レイランドヒノキ/左の写真)」ですかね。
目隠しも生垣植栽に頼らなくなってきているもの最近の傾向だと言えます。「目隠しをしたけど 手入れが大変で しかも圧迫感を感じる。」ということをよくお聞きしますが、樹木の場合はどうしても成長していきますので仕方がないともいえます。完全な目隠しではないけど、圧迫感を感じないフェンスなどの商品も色々出てきました。
左の写真はタカショーさん(メーカー)の「エバーアートウッド」です。アルミ製品ですが、ウッド調や天然石調の他 様々な表情をもつフェンスで一時は全国的に在庫がなくなってしまったほどの人気商品です。スタイリッシュなデザインとメンテナンスが必要ないのが人気の秘密ですかね!
成長の度合いは樹木によって差がありますが、比較的 消毒の頻度が少なくて済むものが最近は選ばれているのではないかと思います。まぁ せん定はどれも必要ですが、それもめんどくさいのなら目隠しフェンスなどのメンテナンスが必要ないものを選ばれた方が賢明かもしれませんね!
木製フェンスの場合は年に一回程度の保護塗装が必要になってきますよ!
| 固定リンク
「ガーデニング」カテゴリの記事
- 人工芝か?やっぱり天然芝なのか?(2021.02.27)
- 外構工事や庭づくりにおける豆砂利のコト(2021.02.13)
- 外構工事や庭づくりにおける土砂の掘削と残土処分のコト(2021.02.11)
- 外構工事や庭づくりにおける土のコト(2021.02.09)
- 天気予報とスマホと対人のコト(2021.02.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント