ヤキュウ・・・
今日は昨日のWBC(ワールドベースボール)の日本優勝の話題で持ちきりですね。私も本当に感動しました。
ここで私が昨日の試合内容を語るのは無用の長物なので、誰も知りたくはないであろう 私の野球経験を勝手に語ります。(笑)
っていうか これが一番の「無用の長物」だったりして・・・ (笑)
まぁ 野球経験とはいっても小学校4年~6年までの少年野球での3年間と社会人になってから会社や仲間とのチームでの少しだけの期間です。
「循誘イーグルス」という循誘小学校の生徒によるチームで監督やコーチは部外者(普通の仕事の人)でハードな練習と遅い時間までの練習とかでなんとなく学校側からよく思われていなかったような記憶があります。
今の時代では考えられないですが、小学校にして学年別での「縦社会」というのが存在しており、4年の時は5年や6年生に対して、もちろん敬語でしかも緊張して接していたのをよく覚えています。
私も特に優れたセンスや技術がある訳でもなく ただ足が早いだけの選手でレギュラーになれたのも6年生の中盤ぐらいでした。ポジションはセンターかライトの外野で打順は7番。親がよく試合を見に来てくれていましたが、なかなか試合に出れないという時期もありました。
ある日突然、ボールを投げる時の腕の振り方を見て監督が「お前 明日からアンダースローの練習をやれ!」って事を言われました。「アンダースロー」とは昨日 松坂選手の次に投げたロッテの渡辺選手の投球方法で地べたギリギリで真横やや下から投げるやり方です。ひたすら練習し「佐賀で初めてのアンダースロー投手になれ!」とか言われたピッチャーとしての初試合 忘れもしません。金立小学校での金立小との練習試合・・・ 結果 1回でぼこぼこに打ち込まれて 確か4失点。大げさですがそこで私の短い投手生命は終わりました。
とにかく監督はすごい方(亡くなられましたが・・・)でした。「体に覚えさせて叩き込む!」ことを殴りながら実践されるスゴイお方です。練習時のエラーや三振で「ビンタ」や「けつバット」は当たり前。守備位置についての練習ではエラーをすれば 他の8人によって その選手を「ビンタ」させられる事もありました。当然 特に仲のよい友人がエラーをすれば遠慮して軽くビンタする訳ですが、そんな事をしようものなら 監督から「ビンタはこうやってするんじゃ!」とかいって エラーをしていないその人が「強烈な一撃」を食らったりもします。
試合の時でもエラーや見逃しの三振でもしようならばベンチに戻ってきた途端に「ビンタ」しかも強で!親やいようがいまいが全くのお構いなしで しかも見ている親も「うんうん」とか納得してうなずいているし・・・
一番強烈な印象として残っているのはひとつ年下の後輩が練習をサボった次の日の練習の時に監督から砂場で「リンチ」されていました。ビンタは10発以上で腹に蹴りまで・・・ しかも砂場に這いつくばった状態で ちょうどその子の親(近くで八百屋さんも営む)が差し入れのスイカを持ってきました。わが子の変わり果てた(ちょっと大げさかな?)の姿を見て 開口一番・・・
「立って 練習に戻れ!」とか言って 引きずり起こしました。
いや~ あの時は親も子供も強かった・・・
あの時に鍛えられた根性と体育会系の精神と縦社会は本当にいい経験だったと思います。
今は手を出せばすぐ「体罰」として取り沙汰されますが、何も手を出す事が全て「体罰」になるとは私は思えません。「叩かれる」事によって培う精神もありますし、なにより人に対してのその「痛み」が分かるのではないかと思います。単純に「手を出す=体罰」って定義がいけないと思います。
小学校から高校を通して 何人もの先生や指導者に殴られてきましたが、恨んだりしているような事は全くないし、むしろ感謝さえしています。いい思い出ですよね!
社会人になってからも新入社員の時に「マムシの○○」という異名を持つ「T部長」というスゴイ上司からよく叩かれていましたが、私の中では数少ない内の最も尊敬する人でもあります。
中学校の陸上部のT先生にもたくさん「愛のムチ」をいただきましたが、今では感謝の言葉しか見つかりません・・・ 今でも気に遣けていただいて本当に感謝しています。冬場の練習の後に先生につくっていただいた「鶏がらスープ」の味は一生忘れません。
私の最も尊敬する人 T先生とT部長・・・
まだこれからも色々とご指導お願いします。
皆さん これまで「愛のムチ」ありがとうございました!
おかげ様で 今ではチョットだけ立派になれた・・・ かな?
でも がんばってやっています。
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